- F-MODEに関することスタッフの気づき旅館プロジェクト
- 2012.06
旅館デザイン|リノベーション進行中|露天風呂の作り方
こんにちは、吉川です。
ブログで度々報告してきました、
伊豆の旅館さんのグランドオープンが7/4に決定いたしました!
その名も「Tsukigase spa 雲風々」
その由来は、
「奥の細道」で松尾芭蕉が旅に出る際の旅情を記した一節を抜粋した、
「片雲の風に誘われて、思いのままに時を過ごす」というコンセプトから来ています。
HPも開設しましたので、是非そちらもチェックしてみてください。
すでに予約の問い合わせを多く頂いているとの嬉しい報告を頂いています。
工事も完了に近づき、
細かい詰めの作業を残すところとなりましたが、
数週間前は現場チェックの為、毎週のようにスタッフ全員で出向くこともしばしば。
現場では、壁紙を貼る職人、タイルを貼る職人、お風呂を作る職人と、
あちこちで職人さんが同時に作業をされていて、
オープンが近づくにつれ、現場の緊張感がぐんと高まっているのを感じました。
そんな中、露天風呂の施工中の現場を記録してまいりましたので
少しご紹介を。
今回は露天風呂付きの離れ7室のテラスデッキに露天風呂を設置するのですが、
施工前のテラススペースがコチラ↓
何もないお庭に、モルタルで下の写真のように浴槽を成型していきます
この様に長方形のものから、
釣り鐘型など、
全て形を変えています。
そして、下地の成型が終わったら、
モルタルに水がしみ込まないよう、防水材を塗っていきます。
塗っているのはコチラの塗料↓
ウレタン樹脂と特殊なアスファルトが原料となっていて、
普通のペンキとは違って、 「ネバァー」としていて粘度が高く、ゴムのような弾力性があります。
一見、普通の塗料の様にも見えるんですが、
水を浸透させない様しっかりと膜を張ってくれるんですね。
さらにここにタイルなどを貼り付けていって完成です。
先日他スタッフが見に行った際は 完成していて、
↓の様に養生をかけられているようです。
テラスの向こうには竹林と狩野川がチラリ。
温泉に浸かりながら、景色と川の流れる音が楽しめられ、
コンセプトの通り、思いのままに時を過ごしていただけるのでは。
温泉に満たされた完成の状態もこちらでご報告できればと思っています。
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吉川