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- 2007.08
STAFFblog-コルク床
私がコルクを想像して思いつくのは、
ビンの栓です。
一回取ってしまったものをまた入れるのが大変で
すごい素材だ!と感じました。
あとは建築学科の学生の時に友人が
コルクシートをカッターマットに使っていたのを思い出しました。
とても切りにくそうでした。
ところで今回のコルク床のお話です。
お客様がコルクを床に使用したいということで、コルクのメリットデメリットを検証してみました。
■コルク床のメリット
断熱性:断熱効果は毛布とほぼ同じ。かつ外部からの湿気も防ぐので省エネにも役立ちます。
低放熱性:木材などに比べると保温性が高いです。
弾力、防滑性:弾力があり、滑らないので歩くときも安全ですし、転倒時も怪我をしにくいです。
吸音性:1cm3に4200万個の気泡があるそうです。マンションなどの床に使うのはよさそうです。
耐水性:水廻りにも使えますね。
防炎性:自ら炭化・膨張することで延焼を防ぎます。
防虫・低アレルギー:天然素材で、表面が綿密なのでホコリを出しにくいのでアレルギーには強い素材です。また、木材より腐食しにくいのでシロアリなどの餌にならず虫がよりつきにくいです。
■コルク床のデメリット
耐久性:気泡がたくさん入っている素材なので、素材そのものは耐久性に問題ありですが、耐久加工をすることで床材としての耐久性を保つ商品もあるようです。
なるほどなるほど。
機能面だけにフォーカスすると、高い性能を持つ素材であることがわかります。
あとはお客様がなぜコルクなのかをもう少し深く聞いてみる必要がありそうです。
実はお客様が欲しいのは「コルク床」ではなくて
「お子さんが転んでも怪我をしにくい空間」だったりしますから・・。
F-MODE 齋藤 潤