- F-MODEに関することスタッフの気づき
- 2012.11
空間デザイン | 仕事の合間の現場あるあるネタ | 建築×動物の不思議
こんにちは、吉川です。
今回は弊社ボスから聞いた、施工現場での あるあるネタ をご紹介します。
弊社のボスは、デザイン設計のみをするのではなく、監督業はもちろん
学校を卒業した後、実際に現場で工事に関わっていた経歴があるため、
現場の流れや納まり、または専門用語について詳しく、
つい先日も、現場で飛び交う動物たちについて教えて頂きました。
ボス曰く、とある現場でベテランの職人さんが若い職人さんに
「モンキーもってきて~」と指示を出した時のこと。
入りたての若い職人さんは訳が分からず、
「猿のまねをして出て行き赤恥をかいたとのこと(笑
ここでいう「モンキー」とは、本物の猿でも猿まねでもありません。
正解は「モンキーレンチ」でした!
名前の由来については様々な説があるようで、
原型となる工具を発明したCharles Moncky氏の名前に由来する節や、
工具の頭部が猿に似ているからという説も。
こうした具合に、建築現場にはそこかしこに動物が隠れているのです。
他にも、調べてみるとたくさん出てきたので、いくつかご紹介。
例えば、「ノロつんだネコもってきてー」という、まるで暗号のような言葉。
「セメントを積んだ一輪車を持ってきて」と訳されます。
一輪車(手押し車)のことを、建築用語で「猫車」と呼んでいます。
由来は猫のように狭いところを入るところから来ているという説もあれば、
ネコのようにゴロゴロと音を立てることからきているという説も。
お次は「馬はかせといてー」という言葉
「馬」とは馬の立ち姿ににた作業台または作業足場を指しています。
用途としては、2台並べたところに木材を置いて加工したり、
↓ の様に足場板を掛け渡して工具を置いたり、高い所の作業をする際に大活躍します。
最後は「犬走り抜けて来てー」という言葉
「犬」とは、 ↓ の様な建物の周囲に巡らされた40~60㎝程度の通路のことを指し、
犬が通れるほどしかない、というとこから来ているそうです。
泥の跳ね返りによる建物への汚れを防ぐ、重要な役割を担っています。
・・・まだまだ調べると続々と出てくるのですが、またの機会にご紹介しますね。
こうした建築用語をしっていると、職人さんとの会話がスムーズになりますよね。
私も勉強しなくては。。。
皆さんも建築現場を見つけたら是非、
職人さんたちの会話に耳を傾けてみてくださいね!
動物たちが飛び交ってるかもしれません。
吉川