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STAFFblog-お茶会続き | 「旅するデザイン会社」|エフ・モード
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  • 2008.12

STAFFblog-お茶会続き

護国寺第2弾!!

前回、お茶会で護国寺を訪れたお話をしましたが覚えていらっしゃいますか。
今回はその後、家に帰り、護国寺に関して調べてみたお話です。

・月光院はお家元のお茶席(雲鶴棚)
・化生庵は看月庵第3日曜茶道研究会のお茶席(台目席)
とお話しましたが、

雲鶴棚とは、
お風炉を置く棚の種類で納まりはトメになっていたので近年の物と思われますが、
詳しくは解明できませんでした。。

宗家六看創案と記述があったので、
家元のどなたかの創案とのことですが。。

台目席とは、
普通の畳よりも長手方向が47cmほど短い畳(台目畳という)が
入っている(お手前をする場所の1枚だけ)部屋
のことだそうです。

また、必殺Wikipediaによると、
「徳川綱吉の母、桂昌院の発願によって天和元年(1681年)に創建された。
真言宗豊山派の寺院。」とのこと。

ただし、月光院は滋賀県大津市の園城寺を移築したもので
園城寺は天台寺門宗の総本山だとか。
滋賀県大津市と言えば、言わずと知れた比叡山延暦寺のある土地
延暦寺といえば平安初期の最澄の広めた日本天台宗の本山ですが、

ここでビックリ。

日本仏教の始まりは比叡山延暦寺とばかり思っていたら
園城寺は天智天皇が建立を試み、
天武天皇が建立をしたというではありませんか
園城寺の方がはるかに古い!!!

漫画"天上の虹"が小学校の頃大好きで、
この時代の本をいっぱい読んだつもり
天智天皇、天武天皇、持統天皇をこよなく愛していたつもり
の私は少なからず、ショックでした・・・(T_T)

とそれはさておき
園城寺は豊臣秀吉によって廃寺同然になったこともあるとか。

そんな園城寺の一部が、
年に一度のお茶会の場として今も尚親しまれていることは
なんだか面白いですね。

ちなみに真言宗は空海の密教です。

教科書ではよく、天台宗(最澄)⇔ 真言宗(空海)と比べられます。
さらに、徳川家の建てたこの寺には宮家の墓地があるといいます↓
『近代以降は宮家の墓所(豊島岡墓地)が造られた。
これは1873年(明治6年)、明治天皇の皇子の死去を機に
護国寺境内の東半分が皇族墓地とされたものである。』

そしてその手前、境内の一角には安田財閥の墓があるわけです。

お茶会に園城寺
徳川の寺に天皇の墓
真言宗に天台宗
 
合わせて見て、美しいと秋をメデル私達は 幸せな時代に生まれ、
幸せな時間を送っているものだなーと

それから、もう1つ。
護国寺の階段を上がりきって、正面に本堂、左手に月光殿、
そしてその手前に多宝塔があります。

『昭和13年、茶道で有名な高橋箒庵氏の呼びかけにより、
仰木魯堂氏、田中親美氏等が塔の建築、装飾を担当され、
本尊大日如来は彫刻家、長谷川栄氏によって作成されました。』
とのことですが、
何年か前にこの塔は改修工事がされ、今現在はとても綺麗な状態です。

機会があったら散歩がてら行ってみてください。
 

 

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