- スタッフの気づき
- 2012.11
空間デザイン|仕事の合間の出来事|DESIGN TIDE @六本木
こんにちは、吉川です。
今回行って参りました【 DESIGN TIDE 2012 】
その模様をレポートいたします!
今年の会場構成はインターデザインアーティストの織咲誠さん。
会場の天井まで伸びるこの幹はなんと、
緩衝剤のプチプチを熱に溶かし成形したもの。
近くで見ると半透明の繊維が絡み合ってい、頑丈に出来ています。
続いて今回の発表作品。
まずはこちらの供養具「Shinobu 偲」
富士山グラスでおなじみ、鈴木啓太氏のデザインです。
従来の仏具は金の装飾や手の混んだ彫刻が施されており、重い印象がありましたが、
こちらの作品はそういった装飾を一切付けず、ミニマルな提案となっています。
生前の故人の人柄や、イメージからかけ離れた従来の仏壇に祈るのは
何か違和感がある…という思いから始まった、
近代のライフスタイルに沿ったデザインです。
お次はコチラ
「MONOLITH(モノリス)2012」
ナトコという塗料メーカーの展示ブースです。
今回は、傷を付けても、跡形も無く傷あとが消えてなくなるという、
特殊な塗料で塗装したオブジェを展示していました。
塗装後の黒い板に金ブラシで傷を付けて実演して頂いたところ、
本当に、じんわりと傷がなくなって行くのを確かめることが出来ました。
柔らかい繊維が元に戻る力で、傷がなくなっていく仕組みなんだとか。
現在は携帯電話本体や壁紙、靴のコーティングなど、多数企業に採用されている様です。
最後はこちら 「atmosphere」
画面に映る自分の影を使って、画面のボタンに触っていくと
メロディーやリズムが変化していくという、インターフェースの提案です。
私も挑戦してみたところ、少々ぎこちない動きでありながらも、
徐々に音楽が変化していくのを体現でき、ゲーム感覚で楽しめました。
F-MODEでは、インテリアに映像を融合しようという
構想が始まっており大変参考になりました。
今年の全体の印象としては、会場の見通しがよく、
出店者も自由に動き回っていたようです。
クリエイター同士が繋がり、また新しいものが生まれそうな・・・
そんな活気がある会場でした。
次回の開催がまた楽しみです!
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吉川