- F-MODEに関することスタッフの気づき
- 2014.05
空間デザイン|仕事の合間の出来事| 世界遺産めぐり~マチュピチュ~
こんにちは。板口です。
今回、世界遺産巡り11日間の旅をしてきました。
世界の絶景ランキングでも上位にランクインする
「マチュピチュ」と「ウユニ塩湖」の南米の旅です。
とにかく良い経験になったということが一番です。
のほほん旅ではなかった分、たくさんのこと新しい事を一気に学び吸収できました。
私は個人ツアーだったので、団体ツアーのように集団行動しなくて良いことと、
ガイドさんが独り占めできること、
自由が効き、やりたことやらせてもらえたことが利点でした。
しかし、このような治安の不安定な地に行くのであれば。
たくさんの困難も待ち構えているので、
しっかりとお金を払って大手旅行会社のツアーがやはり良いかな、と感じました。
国は、マチュピチュのあるペルーと、ウユニ塩湖のあるボリビアです。
隣接国なので、どちらか行く可能性があれば、一度に回ることをおススメします。
マチュピチュはとにかく圧巻です。
標高2300m程につくられた街で、「空中都市」としても有名ですが、
高地なので、少し歩くと息を切らしてしまうようなところです。
そこにそれがあることが不思議で仕方がない、
鳥肌が立つような不思議な感覚と感動を一度に感じました。
世界七不思議のひとつとされているように、
未だに未解決で謎の多い未知の遺跡を目の当たりにし、大興奮。
都市としての仮説を聞きながら
その一つ一つ間仕切られた空間の意味を聞く事は、
建築の世界に身を置いている私としてはとても楽しめました。
とにかく天文学にこだわっていて、
中国の風水以上に徹底していて、緻密で決まり事が多く、
人力で創られた建築物とその精巧さに注目です。
神聖な場所とそうでない場所の造りには大きな差があります。
代表的なひとつを紹介します。
一般人や下の階級の人たちが住む場所ではざっくりとした石の切り方、積まれ方
太陽の神殿や皇族の住まいなどには、石が真っ直ぐに切られ丁寧に積まれている
それから石造りならではの工夫として、
あの時代からは想像もできないような耐震構造が確立していたことも、驚きでした。
ここからはクスコという街の写真です。
まずは、おそらく試行錯誤で割り出された究極の角度にこそ、
耐震の秘密がかくされていて、
それが、この角度。
それから、大事な建物は人よりも大きな大きな石を土台にしてますが、
(それをカットし、運んだことにも驚き)
小さな丸い石の上に大きな石のプレート敷くことで揺れを吸収する仕掛けを、
このころから発見していたのですね。
それから、木構造でみられる組子の技術も、石で行われていました。
水路もそうです。
そういえば、
マチュピチュの裾の街に行くまでの移動手段である展望列車も、非常に楽しめます。
この列車から見る大自然がなかなか壮大なものです。
マチュピチュ、クスコでの現地のガイドさんはその道に一際精通している人らしく、とても良
くて、
(日本語ガイドさん曰く、普段聞くことができないようなを話をたくさんしてくれるとのこと
で)質問攻めをしたのに、
本当にとても嬉しそうに詳しく説明してくれたので、より楽しい遺跡観光ができました。
せっかく遺跡をまわるのなら、私としては、現地ガイドをつけた方が確実に楽しめます。
前述したクスコという世界遺産に登録された街ですが、
こちらが標高3600m程あり、
富士山の9合目にいきなり飛行機で連れて行かれたようなものでした。
誰でも高山病になる危険性はあるのですが、
一緒に旅をしていた相方が高山病になり、一晩入院することに。。
一晩の入院と退院後に出された薬代、それから医師の診断書など、諸々で約9万円。
海外保険が付帯しているクレジットカードを持っていて、
特に旅行会社の保険には入らなかったのですが、
全てが保障されたので安心。
入院した日に予定されていたディナーショーなども、
当日なのでキャンセルができなかったのですが、
それも補償されて返ってきました。
私は全くの元気だったので、
諸々の処理をするのに忙しかったです。笑
この旅で驚いたことは、
高齢者の団体ツアーをたくさん見かけたことで、
20代の私達でも色々と弊害のある旅でしたが、
杖をついたご年配の方までいたので、
体力のあるうちに行こうといって出かけた私たちでしたが、
案外、いつでも行けるんだと、他の国もたくさん回ろうと希望を持てた旅になりました。
次回はウユニ塩湖です。